ジョゼフ・アクロン

ジョゼフ・アクロン(Joseph Isidor Achron, 1886年5月13日- 1943年4月29日)は、ユダヤ系ポーランド人のアメリカ合衆国のヴァイオリニスト・作曲家。正統派ユダヤ教徒に属した。

父親からヴァイオリンの手ほどきでヴァイオリンを始め、その後に別の教師につく。7歳でワルシャワで最初の公開演奏を行う。
ペテルブルク音楽院でレオポルト・アウアーのヴァイオリン科に在籍するかたわら、アナトーリ・リャードフに音楽理論を師事。 音楽院卒業後にベルリンを訪れヴァイオリニストとして活躍。 1908年に「ユダヤ民俗音楽協会」に加わり、ユダヤ系民族音楽の伝統にのっとる作曲家として活躍を始める。その端緒となったのが、代表作の《ヘブライの旋律》作品33である。
1925年にアメリカ合衆国に移住。自作の最初の演奏会が成功を味わったのに対して後の作品では成功できず、 ウェストチェスター音楽院ヴァイオリン科の教授に就くが、 生涯作曲家としての成功は訪れることがなかった。

アクロン作品は、小品から大作まで広がりがあり、いくつかの協奏曲も手懸けている。以前は、ヤッシャ・ハイフェッツによって広められたアンコール・ピース、《ヘブライの旋律》作品33のみが有名だったが、現在ではその他の作品にも評価が向けられるようになり、音源も増え始めている。