エルンスト・クルシェネク
エルンスト・クルシェネク(Ernst Krenek, 1900年8月23日 - 1991年12月22日)は、ドイツやアメリカ合衆国で活躍したオーストリア出身の作曲家。ウィーン出身。
クルシェネクの作品は、多種多彩である。初期作品は、恩師シュレーカーの影響下に後期ロマン主義音楽の伝統にのっとっている。その後はバルトークや新ヴィーン楽派に影響され、無調による作曲に取り組むが、パリを訪れストラヴィンスキーやフランス六人組と親交を結んだことから、新古典主義音楽やジャズの音楽様式に影響され始める。
1930年代はオーストリアに帰国するとともに、シューベルトの影響下にロマン主義音楽の伝統に復帰、連作歌曲集《オーストリア・アルプスからの旅日記 Reisebuch aus den osterreichischen Alpen 》(1929年)は、この時期の新ロマン主義様式の代表例となっている。
亡命に前後する時期にシェーンベルク流儀の12音技法に転向。歌劇《カール5世 Karl V 》(1930-1933年、出版1938年)は、後期様式の典型である12音技法が完全に用いられた最初の作品である。渡米後は、とりわけ第二次世界大戦後は、電子音楽や偶然性の音楽にもとりくんだ。