フランツ・シュレーカー
フランツ・シュレーカー(Franz Schreker, 1878年3月23日 モナコ ? 1934年3月21日 ベルリン)はオーストリアの作曲家・指揮者。
もっぱらオペラの作曲家であり、「拡張された調性」という手法や綜合芸術という概念を20世紀音楽の表現法に持ち込んで、美学的な多様性(ロマン主義、自然主義、象徴主義、印象主義、表現主義、新即物主義)や音色の実験が特徴的な作風を繰り広げた。
シュレーカーは、ウィーン音楽院を卒業すると徐々にブラームスの影響力から離れ、リヒャルト・ワーグナーやリヒャルト・シュトラウス、ディーリアスやドビュッシーなど、多様な影響を折衷して独自の音楽語法を練り上げていった。基本的に調的な作曲家であるが、高度な半音階技法や複調の要素も組み合わされている。ラヴェルはウィーンを訪問した際に、ウニフェルザール出版社でシュレーカーの《室内交響曲》の出版譜を見つけ、フランスに持ち帰ったといわれる。